第95回中国四国外科学会総会・第25回中国四国内視鏡外科研究会

会長・当番世話人挨拶

第95回中国四国外科学会総会 会長挨拶 第25回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人挨拶

第95回中国四国外科学会総会 会長挨拶

第95回中国四国外科学会総会
会長:中村 廣繁
(鳥取大学医学部 器官制御外科学講座 呼吸器・乳腺内分泌外科学分野 教授)

“個性と調和”

 この度、第95回中国四国外科学会総会を鳥取県米子市のコンベンションホールBIGSHIPにおいて、開催させていただくことになりました。歴史と伝統のある本学会の会長を仰せつかり、大変光栄に存じております。鳥取での開催は鳥取大学医学部機能病態外科学分野の池口教授が第87回総会を開催されて以来、8年ぶりとなります。本機会をお与えいただきました諸先生方に心より厚く御礼申し上げます。会期は2020年9月18日(金曜日)、19日(土曜日)の2日間と定め、第25回中国四国内視鏡外科研究会の当番世話人である鳥取大学医学部消化器・小児外科学分野の藤原義之教授と力を合わせて実りある学会にするべく鋭意準備を進めておりました。
 ところが、もはや言うに及ばず新型コロナウイルスの感染拡大は、多くの学会やイベントに影響を与え、一頃は小康状態であった感染もここにきて急速な再拡大を生じています。大変憂慮すべき事態であり、私たち医療従事者には絶対に感染拡大を招いてはならないという高い見識が求められることを鑑みれば、学会の現地開催は残念ながら断念せざるをえません。苦渋の決断ではございますが、Webを用いたオンライン開催となりますことを、ご理解賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。
 さて、今回の学会では、コロナ禍で演題がなかなか思うように集まらず、事務局の岡山大学豊岡伸一教授のご支援をいただき、何とか内視鏡外科研究会と併せて140題という例年並みの演題数となりました。お力添えをいただきました皆さまに重ねて御礼申し上げます。日程表も外科教育に力を入れたテーマを多く組むように計画しました。個々の演題を拝見致しますと大変興味深いものばかりで、特に学生、研修医・専攻医からは51題と近年では最多の演題をいただきました。まさにポスターに描かれた大山の開山1300年イベントにある色とりどりの和傘のように、すばらしい個性の調和を期待できる内容だと思います。
 本来ならば、風光明媚で、“食の都”と称される鳥取県米子の街を堪能いただけるはずでしたが、この度は叶いません。しかしながら、Web学会とはいえ、精一杯の準備をし、少しでも実りがあるように努める所存でございます。Webの良さはオンディマンド形式の視聴であり、繰り返し学習できることです。学生、研修医・専攻医セッションではアワードがありますので、是非とも多くの先生方にご参加いただければ幸いです。
 末筆ではありますが、新型コロナウイルスのいち早い終息と皆様のご健康を祈念し、ご挨拶とさせていただきます。何卒よろしくお願い申し上げます。

第25回中国四国内視鏡外科研究会 当番世話人挨拶

第25回中国四国内視鏡外科研究会
当番世話人:藤原 義之
(鳥取大学医学部 器官制御外科学講座 消化器・小児外科学分野 教授)

第25回 中国四国内視鏡外科研究会 開催にあたって

 この度、第25回中国四国内視鏡外科研究会を第95回中国四国内視鏡外科学会総会の開催に合わせ担当させていただくことになりました。伝統ある研究会の当番世話人を仰せつかり、身に余る光栄に存じております。
 さて、会期は令和2年10月8日より2週間を予定しており、中四国外科学会総会会長の鳥取大学医学部呼吸器・乳腺内分泌外科学分野の中村廣繁教授とともに、鋭意準備を進めさせていただいております。
 昨今の医療機器の急速な進歩により鏡視下手術は多岐にわたる術式において、まず考慮されるべき手術となりました。ロボット支援下手術を含めた低侵襲手術が現在の外科領域のトピックスとなり、患者さんに優しい手術、低侵襲手術が癌の治療成績にもいい影響を与えることが示唆されてきております。
 本会では、日々進歩するエネルギーデバイスをいかに使いこなすかに関してのスポンサードシンポジウムを企画しました。「エネルギーデバイスの基礎と応用」に関する基調講演をFUSE(fundamental Use of Surgical Energy)資格取得者である北海道大学の渡邊祐介先生にお願いし、そのあと各分野のエキスパートの先生方からこだわりの手術手技を発表していただく企画を考えております。研修医・専攻医の先生から、内視鏡外科技術認定医を目指す先生にとって有意義なシンポジウムになると考えております。
 昨今のCOVID-19の世界的な流行をうけ、本研究会もweb開催となりました。今後のWith Coronaの社会における理想的な学会開催を目指していきます。本来なら、山陰地方の観光やグルメを楽しんでいただきたいところですが、今回は、各施設よりご参加いただき、熱いディスカッションをしていただければ幸いです。多数のご参加をお持ちしております。

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